インスタントからはじめよう!

ネスカフェゴールドブレンド3種、飲み比べてフレーバー表現の練習をしてみました。

インスタントコーヒーの定番中の定番、ネスカフェゴールドブレンド3種(ゴールドブレンド、コク深め、香り華やぐ)を飲み比べ&先日のフレーバー表現の練習をしました。

コーヒー好き必見! フレーバーの分類と表現を3ステップでまとめました。

(念のため)ゴールドブレンドはインスタントコーヒーではない?

何のことかといいますと、世間一般的にも(スーパー等の店頭でも)ゴールドブレンドは「インスタントコーヒー」のコーナーに陳列されていますが、メーカーのネスレ曰く「これはもう『インスタント』ではなく、『レギュラーソリュブル(可溶性)コーヒー』だ」と、新たなジャンルとして売り出しています。
2014年に日本インスタントコーヒー協会などからも脱退したりと、ちょっとゴタゴタしたような動きもありましたが、「簡単・手軽に美味しいコーヒーが飲めたらOK!」なぼくらとしては、正直どちらでもよいのですがね。

ゴールドブレンドはどこが違うの?

通常インスタントコーヒーは「コーヒーの抽出液を乾燥させて作っている」のに対してゴールドブレンドは「微粉砕した焙煎コーヒー豆の粒を、ネスレ独自の抽出液で包み込んだ」。
そのため、豆の酸化の原因となる空気との接触を抑え、淹れたての香りと味わいを楽しめる。
インスタントというよりレギュラーコーヒーに近いのだ。
これが「レギュラーソリュブルコーヒー」の定義のようです。
はい、承知しました。

既定の1本(容量2g)で140mlで淹れると「薄く」ないですか?

まずはメーカー推奨の美味しい飲み方、2gで140mlのお湯で淹れてみます。
それも、最近YouTube動画やレシピなんかでもよく紹介されている「美味しいインスタントコーヒーの淹れ方」で試してみます(①粉を少量のお湯(8mlぐらいまで)で完全に溶かして濃い原液を作る。②その濃い原液に既定の容量までお湯を注ぐ)。


 ↓濃い原液を作ったところ。

↓既定の容量までお湯を注いだところ。

はい。
完成したコーヒーを飲み比べていきます。


 ↓テイスティングスプーンで。

3種類ともスプーンから一気に口の中に「シュッ」と吹き込みます。
で、舌先で、真ん中で、後方で味を確かめ鼻孔からは香りを嗅ぐ・・・。
本来のプロのテイスティングはそんな感じでやるのですが、ぼくは単なる愛好家。
そこまできちんとできるわけではありません、残念ながら。
でも、練習は重ねてきているので、それなりにやってみました。

で、結論から言いますと大変申し訳ないのですが、個人的には、3種類とも140mlで1杯とすると「コーヒー感が薄い」んです・・・。普段から濃いめのコーヒーばかり飲んでいるからでしょうか。

メーカーのHPでの商品紹介では、
(コーヒー感:コーヒーの味わいを数値化したもの)
ゴールドブレンド:3
コク深め:4
香り華やぐ:2
となっていますが、個人的にはどれも1~2ぐらいに感じました。

これじゃぁ、飲み比べにもフレーバー表現の練習にもならないなぁ・・・。

ぼくにとっての適量は120ml

なので、お湯の量を120mlに減らして再度チャレンジしてみました。
すると、なんとかメーカーのHPでいうコーヒー感の比率、
コク深め > ゴールドブレンド > 香り華やぐ
に感じました。
なるほど、3種の違いがはっきりわかります。
(ちなみに「香味焙煎の2種は140mlでも美味しく飲めました。また後日に書きたいと思います)

ゴールドブレンドのテイスティング

メーカーHPの「味わいの比較表」からみても、このゴールドブレンドを、
・苦味と酸味のバランス
・コクとマイルドのバランス
の、ど真ん中に置いています。
基本中の基本というわけです。

テイスティングとしては、
「スパイス系(コショウ)の香り。まろやかな酸味、やわらかな苦味でバランスが良い」
フードペアリングは、
マーガリンを多めに塗った食パン、ベーコンエッグといった朝食メニューと合いそうです。
お菓子なら、和三盆糖やきなこを使った和菓子。
岩塚製菓の「きなこ餅」とか合いますね。
(あくまで個人的な感想ですので大目にみてくださいね)

コク深めのテイスティング

つづいて「コク深め」。
テイスティングとしては、
「アーモンドの香り。やさしい酸味、厚みのある苦味でしっかりとコクがある」
フードペアリングは、ずばり、カカオ70%ぐらいのダークチョコでしょう。
バッチリ合うと思います。
ダークチョコの後に「コク深め」を口にすると、コーヒーがちょっとマイルドな味わいになってそれも楽しめます。
仕事の合間に一息つきたいときにいいですね。

香り華やぐのテイスティング

最後に「香り華やぐ」。
テイスティングとしては、
「青りんごの香り。広がりのある酸味、軽やかな苦味でまさに香り華やぐ」
フードペアリングは、コンビニスイーツのフルーツタルト系でしょうか。
(また具体的なのと巡り合えたら追記します)
仕事が終わったあと疲れをいやすには「香り華やぐ」がいいと思います。

まとめ

ゴールドブレンド
「スパイス系(コショウ)の香り。まろやかな酸味、やわらかな苦味でバランスが良い」
マーガリンを多めに塗った食パン、ベーコンエッグといった朝食メニューと合う。お菓子なら、和三盆糖やきなこを使った和菓子。

コク深め
「アーモンドの香り。やさしい酸味、厚みのある苦味でしっかりとコクがある」
カカオ70%ぐらいのダークチョコと合う。
仕事の合間に一息つきたいときに。

香り華やぐ
「青りんごの香り。広がりのある酸味、軽やかな苦味でまさに香り華やぐ」
コンビニスイーツのフルーツタルト系と合いそう。
仕事が終わったあと疲れをいやしたいときに。

あくまで、「コーヒー愛好家」としての個人的な感想で、それぞれ皆さん感じ方も違うと思います。
ただ、
こうやってちょっと「ツウ」っぽく表現するのがとても楽しいのです!

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。
今後も有益な情報を発信していきますので応援よろしくお願いいたします。

ABOUT ME
はまろー
コーヒー愛好家、家カフェ研究員。元バイヤー(飲料、お酒、食品など約12年)。皆様のお家カフェを充実させるネタを日々更新中。