自家焙煎珈琲を楽しもう!

家カフェに自家焙煎珈琲を楽しもう!その5

先日、久々にガス火の焙煎機「トレンドアイファクトリー」でコーヒー豆を焙煎しました。

ブラジルとタンザニア(キリマンジャロ)を合計で700gほど必要で。

こうなると、150gまでの「サンドボックス スマート コーヒーロースター」では、ちょっと厳しい(6~7回しないといけない)。

結局、1回目ブラジル200g、2回目ブラジル262g、3回目タンザニア280gの、合計3回焙煎しました(トレンドアイファクトリーは最大300gまで対応)。

チャフの散らかり、煙モクモク、豆の香りの変化。

焙煎中のスプーンでの豆の状態確認、

1分ごとの温度・火力の記録(アナログで)など、本当に久しぶり。

せわしくても「これが本来のコーヒー焙煎なんだよなぁ」と思いながら、楽しめました。

焙煎した豆も、友人におすそ分けして感想をもらったり、自分でもハンドドリップ、水出しでの抽出や、豆の挽き具合(中~ちょい粗め)の調整で、かなり消費し、結果も出ているので備忘録としてまとめました。

今回の目標

友人へおすそ分けなので、もちろん美味しく香りも良くしたい。
そのために、
1、1分ごとの温度上昇を最適化する
 改めてコーヒー焙煎関係のYouTubeなんかを見ると、本来は各焙煎段階で上昇温度を5度ぐらい抑えた方が良かったり、10度ぐらいまでにした方が良かったりするみたい。前回までの「一律10度」という考えは一旦捨てます。

2、煎り止めを見極めたい
 豆の膨らみ、色、ツヤ、を目視(今回はそれが可能)、香りも意識して煎り止めを図る(に挑戦!)。

ブラジル サントスNo.2 1回目

焙煎記録(手書きをしたものを、あとからエクセルにしました)

ブラジル サントスNo.2 1回目

この焙煎分は、普通にハンドドリップして飲んだら、ちょっとエグみを感じてイマイチでした。
なので、ちょっと粗目に挽いて水出しにして消費しています。
(エグみまで抽出されないように粗目に挽いてごまかす・・・)

おそらくですが、最初の5分ぐらいまでは、もうちょっと温度上昇を抑えて水分をしっかり抜く(表面だけ焼けて温度があがり、中まで焼けてなかったのかな)ことが必要だったかも。

そして中盤、6分から1ハゼまでの温度上昇を10度ぐらいにする、というのが本来の焙煎のようです。

はい、次回に活かします。

ブラジル サントスNo.2 2回目

ブラジル サントスNo.2 2回目

2回目のブラジルです。
投入温度が1回目(107℃)と比べて低くなっていますが、実はこれ、豆を投入したあと、火が消えていたのに1分ぐらい気づいてなかったのです(危ない)。

1分経っても温度が上がらないので不思議に思い気づきました。
その気づいた時を「投入時間」として記録していきました。
(実際は1分ぐらい経っていましたけど)

でも、この焙煎が一番美味しくできあがりました(友人にも、この焙煎分をおすそ分けしました)。

ハンドドリップで淹れても、エグみがなくしっかりとした苦味を感じ、後味までしっかり。

友人には、「後味までコクがあったよ」と評価をもらえました。

この経験からもやはり、
前半は豆から水分を抜くためゆっくり温度上昇させる(中までしっかり火を通すように、低めの温度で良い)説を支持してみようと思います。

中盤から1ハゼまで火力を上げて、1ハゼ後にまた、火力を下げてじっくりハゼさせる。

2ハゼが始まったら、あとは豆の状態を確認しながら、「ここ」というタイミングで煎り止める。

おそらくですが、そんな感じが王道なのかと思います。

2ハゼ開始時間などの記載がありませんが、記録する余裕がなかったので・・・。
(終了時間など後半部分の記載はけっこう曖昧です・・・)

結果オーライですが、この焙煎回は成功でした。

タンザニア ハイツエステード

タンザニアは、本当は2回焙煎しようと思っていたのですが、時間もなくなり、一気に280gで焙煎してみました。

その結果は・・・、イマイチになってしまいました。

焙煎後の香りが良くて期待していたのですが、ハンドドリップで飲んでも、味がぼやけた感じで、ハッキリしない。

これも水分がしっかり抜けてなかったのかもわりません。

まぁ、こういうイマイチ豆は、粗目に挽いて水出しにして「スッキリしたコーヒーだなぁ」と思いながら消費しています。

なので、今、我が家の冷蔵庫は水出しコーヒーでいっぱいです・・・。

次回の課題

ブラジルはもう使い切ってしまったので、タンザニアをうまく焼けるように。

前半抑え気味、中盤から1ハゼまでしっかり焼いて、2ハゼ直前ぐらいで終了させる(ハイローストぐらい)。
豆本来の酸味をちゃんと感じ取れるように挑戦です。

また、次回はこっちのガス火「トレンドアイファクトリー」と、電気の「サンドボックス スマート コーヒーロースター」の両方で焙煎してみようと思います。

「サンドボックス」の方は、もう150gはあきらめて、100gでプリセット通りに(自己アレンジせずに)。
意外とその方が美味しくできるのでは、と考えています。
(やはり150gは豆の量が多すぎて火力が足りない。それを補おうと、無理に最初から火力を上げ過ぎていたのかも、と思っています)

失敗談ばかり、試行錯誤中ですが、懲りずに楽しんて焙煎しています(笑)

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。

今後も焙煎奮闘記(?)を発信していきますので、応援よろしくお願いいたします。

ABOUT ME
はまろー
コーヒー愛好家、家カフェ研究員。元バイヤー(飲料、お酒、食品など約12年)。皆様のお家カフェを充実させるネタを日々更新中。