「レギュラーコーヒーを淹れたいけどハンドドリップで難しそう・・・」
「いきなり専用の道具を買って、使わなくなったらもったいない」
そう思って、レギュラーコーヒーの世界へ踏み込めない人、けっこう多いんじゃないでしょうか。
でも、そんな悩みを一気に解決してくれそうな方法が、「世界一のバリスタが書いた コーヒー1年生の本」(著者 井崎英典)にありました。
その方法とは、おそらく日本人ならどのご家庭でもあるであろう「茶こし」でコーヒーを淹れるという方法です。
本当に美味しく淹れられるのか、専用の器具(フレンチプレス)と比較してどうなのか、実践してみました。
結論から言うと、「『茶こし』で十分美味しく淹れられる!」です。
(ぼく自身、簡単過ぎて拍子抜けしてしまいましたから)
ただ、自分好みの味(苦さの調整など)を出すには、いくつかコツがあり(といっても簡単)、それも含めて順に解説していきますね。
基本は、
①コーヒー専門店で新鮮な「豆」を「粉」にしてもらって購入する
②茶こしでコーヒーを淹れる
ですから、超簡単。
これを読んで、
「お家でレギュラーコーヒーを楽しむ」初めの一歩に、「お家カフェ」の世界に踏み込んでもらえたらなぁ、と思います。
「茶こし」レギュラーコーヒーに必要なもの
用意するもの
①レギュラーコーヒーの粉
できれば、専門店で新鮮な「豆」をその場で「粉」にしてもらいましょう(コーヒーは、「豆」から「粉」にすると空気に触れる面が増えるため、劣化が早くなります)。これなら、コーヒーミル(「豆」から「粉」にする専用器具)も必要ありませんね。
お店の人に「挽き具合(荒挽き~細挽き)か、淹れる方法を尋ねられると思いますので「フレンチプレスで淹れます」と答えておきましょう。
今回の「茶こし」方法は、フレンチプレスと同じ理屈で淹れますので。
②「茶こし」
まずはお試しなので、今、家にあるもので十分です。なければ、100均でも売っていますが、なるべく網の目が細かい方が、粉をこし取れるのでオススメです(ぼくは下の無印良品のを使いました)。
③小鍋(手鍋)かミルクパン
これも家にあるもので十分です。ぼくは下の年季の入った(?)銅製のミルクパンを使いました。
「茶こし」レギュラーコーヒーの入れ方
井崎英典さんの本では、お湯100mlに対してコーヒーの粉6~8g、お湯の温度は気にせず、沸かしたての電気ケトルから注いでもOKとありました。
今回は、
お湯の温度に関しては95℃に、
コーヒーの粉は8g、お湯100mlにしました。
淹れ方は、
①ミルクパンにコーヒーの粉を入れ、お湯をお注ぐ
②4分待つ(コーヒーの成分がお湯に溶け出します)
③マグカップに「茶こし」を乗せる
④ミルクパンのコーヒーを粉をこし取りながら、マグカップに注いで完成!
と、簡単ですよね。
できあがった一杯(ちょっと少な目ですが)、コーヒーの表面を見てみましょう(下の写真)。
油が浮いていますよね。
これは旨みや香りが閉じ込められたコーヒーオイル。
うまく抽出できたんじゃないでしょうか。
「茶こし」レギュラーコーヒーの試飲
さっそく「茶こし」レギュラーコーヒー(自家焙煎ブラジル)を、試飲してみました。
「豆」を中荒挽き(「ナイスカットミル」で5)にしていたこともあり、ブラジルらしいコクがありながらも、スッキリめの味わい。
普通に「美味しい!」と言えるレベルです。
「テクニック」的なところは一切なし、誰でも同じことをすれば同じ味になります。
この後、同じ要領で専用の「フレンチプレス」の器具を使って淹れましたが、器具による差は感じませんでした。
自分好みの味に調整するには・・・
淹れ方は、
①ミルクパンにコーヒーの粉を入れ、お湯をお注ぐ
②4分待つ(コーヒーの成分がお湯に溶け出します)
③マグカップに「茶こし」を乗せる
④ミルクパンのコーヒーを粉をこし取りながら、マグカップに注いで完成
でした。
なので、テクニックも何もありません。誰でも同じことをすれば同じ味になります。
でも、「もう少し苦めにしたい」とか「あっさりめがよい」など、全く調整もできないかといえば、そうでもありません。
これは、「フレンチプレス」で淹れた場合にも言えることですが、
「同じレシピで淹れれば、誰が淹れても同じになる」のであって、
レシピ自体を調整すれば良いのです。
今回の基本レシピは、
・お湯100mlに対して、粉8g
・お湯の温度は95℃
・抽出時間は4分
にしました。
調整したい場合
あっさりめに、軽い味にしたい場合は、
・粉を減らす(6gとか)
・(家にミルがあり、豆で購入した場合)粉を荒くする
・抽出するお湯の温度を下げる(90℃とか)
・抽出時間を短くする(2分とか)
苦めに、濃い味にしたい場合は、
・粉を増やす(10gとか)
・(家にミルがあり、豆で購入した場合)粉を細かくする
・お湯の温度を上げる(98℃とか)
・抽出時間を長くする
(抽出時間に関しては、あまり長くしすぎると雑味も出てきてしまいます)
といった具合にレシピの変更で、味を調整できます。
まとめ
今回は、レギュラーコーヒーの一番簡単な入れ方「茶こし」での抽出方法について、解説しました。
①コーヒー専門店で新鮮な「豆」を「粉」にしてもらって購入する
・これなら、コーヒーミルも必要なし
・お店の人に「フレンチプレスで淹れます」と伝える
「茶こし」方法は、フレンチプレスと同じ理屈で淹れるため
②茶こしでコーヒーを淹れる
・ミルクパンにコーヒーの粉を入れ、お湯をお注ぐ
・4分待つ(コーヒーの成分がお湯に溶け出す)
・マグカップに「茶こし」を乗せる
・ミルクパンのコーヒーを粉をこし取りながら、マグカップに注ぐ
③自分好みの味への調整
あっさりめに、軽い味にしたい場合は、
・粉を減らす
・(家にミルがあり、豆で購入した場合)粉を荒くする
・抽出するお湯の温度を下げる
・抽出時間を短くする
苦めに、濃い味にしたい場合は、
・粉を増やす
・(家にミルがあり、豆で購入した場合)粉を細かくする
・お湯の温度を上げる
・抽出時間を長くする
(抽出時間に関しては、あまり長くしすぎると雑味も出てくる)
今回も最後までご覧いただきありがとうございました。
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