今回は前回に引き続き、AGFインスタントコーヒースティックタイプ、「ちょっと贅沢な珈琲店」産地ブレンドアソート4種を飲み比べ、フレーバー表現の練習(後編)で、「ブラジルブレンド」と「モカブレンド」について書いていきます(前編はこちら)。
各スティックごとに文言が違う
各スティックごとに文言が違う
途中まで気づかなかったのですが、実はこの「ちょっと贅沢な珈琲店」産地アソートは、ステックごとにイラストと文言が何種類かあって、コーヒーを淹れるぼくらにマスターが語りかけてくれています。
なかなか秀逸な一言もありますので、分かった分だけ下に書いておきます。
・自分らしいのが一番です
・楽しい方を選びましょう
・時には自分勝手もいいじゃないですか
・まずは香りをお楽しみください
・もう一杯いかがですが?
・落ち着く香りでしょう?
・自慢の一杯です
・自信のあるブレンドです
・ゆっくりしていってくださいね
・おいしいって幸せですね
・心まで満たされます
・息抜きしていってくださいね
・ちょっと元気が湧きませんか
・一つひとつ丁寧に
・お疲れ様です
・毎日頑張ってますね
・自分を褒めてあげてください
・お疲れではないですか?
・気を張りすぎてはいませんか?
・頑張りすぎてはいませんか?
・深呼吸して、もうひと頑張り
・気長にいきましょう
・のんびりいきましょう
・考えすぎてはいけませんよ
・何もしないのも大切ですよ
・ひと休みひと休み
・たまには手を抜くことも大事です
珈琲店でこんな一言をマスターにかけてくれると、ホッっと一息、ハッとした気付き、なんだがもうちょっと頑張れそうですよね。
「ちょっと贅沢な珈琲店」メーカーHPからの情報
両方ともスプレードライ製法のインスタントコーヒーです。
(インスタントコーヒーの製法については、こちらのページで)
・ブラジルブレンド「香ばしい香りとまろやかなコク」
原材料名:コーヒー豆
主な原料の産地:生豆生産国名 ブラジル又はベトナム又はその他
・モカブレンド「甘い香りと澄んだ味わい」
原材料名:コーヒー豆
主な原料の産地:生豆生産国名 エチオピア又はブラジル又はその他
との表記となっていました。
モカについて・・・「モカ」とは元々イエメンの紅海に面した港の名前で、以前はモカ港からイエメン産やエチオピア産のコーヒーを出荷していたため、コーヒー名に名付けられました。
ですので、「モカ」にはイエメン産とエチオピア産があります。
1本(容量2g)140mlで淹れてみました
「おいしい飲み方」として、1本で140ml~180mlとありましたので、今回も濃い目が好きなぼくは、140mlのお湯で淹れました。
また、最近YouTube動画やレシピなんかでもよく紹介されている「美味しいインスタントコーヒーの淹れ方」で試します(①粉を少量のお湯(8mlぐらいまで)で完全に溶かして濃い原液を作る。②その濃い原液に既定の容量までお湯を注ぐ)。
↓濃い原液を作ったところ。ここで一旦香りを嗅いでおきます。
↓既定の140mlまでお湯を注いで、テイスティングスプーンで口の中で霧状になるように一気に「シュッ」すすります。
ネスカフェの比較のときにメーカーが用いていた「コーヒー感(コーヒーの味わいを数値化した『コク』のようなもの)で表現すると、
ブラジルブレンド:4(140mlで)
モカブレンド:2(140mlで)
といったあたりでしょうか。
コーヒー感≒コク≒深煎りの苦味、のようなところがあるので、モカブレンドがコーヒーとして決して「美味しくない」わけではありません。好みの問題で、スペシャルティーコーヒーや浅煎りコーヒーの爽やかな香り、フルーティーさを好む人向けのモカブレンド、といえます。
簡単3ステップ コーヒーフレーバーの表現
ブラジルブレンドとモカブレンド、いつもの表現表を用いてフレーバー表現していきたいと思います。
(フレーバーの分類と表現についての記事はこちら)
ブラジルブレンドのテイスティング
テイスティングとしては、
「香ばしいアーモンドの香り。コクのある苦味でスッキリとした後味」
フードペアリングは、森永のチョコチップクッキーとかいかがでしょうか。
なめらかなチョコとサクサク感のクッキー生地が、ほどよくコーヒーの苦味と合います。
午前中、10時半の休憩にこの組み合わせで一杯。もう一段階ギアを上げてお昼まで仕事がサクサク進みそうです。
モカブレンドのテイスティング
テイスティングとしては、
「トロピカルなパイナップルの香り。ほどよい酸味のあとにマイルドな苦味が続く」
フードペアリングは、東ハトのオールクランベリー(季節限定かな?)です。
モカの後味が、オールクランベリーの甘酸っぱさを際立たせてくれます。
もうひと踏ん張りしたいとき、元気を注入したいとき、クランベリーの甘酸っぱさとコーヒーのカフェインで、シャキッとしそうな感じです。
前編・後編のまとめ
コロンビアブレンド:
テイスティングとしては、
「フルーティーなストロベリーの香り。ほどよい酸味とマイルドな苦味 スッキリとした後味」
フードペアリングは、カントリーマアムのココア味。
ちょっと落ち込んだ時や、ハードな仕事が続いて気が滅入っているときに、華やかな香りを嗅ぎながら一杯。頭をリセットできそうな感じ。
キリマンジャロブレンド:
テイスティングとしては、
「爽やかなレーズンの香り。広がりのある酸味と軽やかなな苦味 スッキリとした後味」
フードペアリングは、ガトーレーズン。
キリマンジャロの爽やかな酸味が、心のゴチャゴチャ、モヤモヤを洗い流してくれそう。「ちょっと息抜き」にちょうど良い。
ブラジルブレンド:
テイスティングとしては、
「香ばしいアーモンドの香り。コクのある苦味でスッキリとした後味」
フードペアリングは、森永のチョコチップクッキー。
午前中の休憩に、もう一段階ギアを上げるのにオススメ。
モカブレンド:
テイスティングとしては、
「トロピカルなパイナップルの香り。ほどよい酸味のあとにマイルドな苦味が続く」
フードペアリングは、東ハトのオールクランベリー。
もうひと踏ん張りしたいとき、元気を注入したいとき、クランベリーの甘酸っぱさとコーヒーのカフェインで、シャキッと。
いきなり50本入りというのは、ちょっと敷居が高いですが、商品ラインナップに8本/20本もありましたので、まずはそちらで試してみてはいかがでしょうか。
今回も最後までご覧いただきありがとうございました。
今後も有益な情報を発信していきますので応援よろしくお願いいたします。