先週の日曜日に「サンドボックス スマート コーヒーロースター」でコーヒー豆を焙煎した備忘録です。
焙煎したのは、ブラジル サントスNo.2を130gを1回、
グアテマラ カフェインレス130gを3回。
結果としては2勝1敗1分けという感じでした。
今の課題を確認
まずは、今の課題を確認。
1、焙煎中の温度上昇を1分10度をキープしたい
(プロの焙煎屋さんに相談したら、焙煎中の温度上昇がゆっくりだと「香り」が弱くなる、との指摘を受けたので)
2、フルシティ・ローストぐらいまで深煎りにしたい
(この焙煎機(窓がないので焙煎中の状態を確認できない)だと2ハゼ終盤ぐらいと予想しています)
の2点です。
そのために今回も、
・予熱は200度まで上げる
・マニュアルではなく全手動で火力、ファンを調整する
で臨みました。
ブラジル サントスNO.2
焙煎履歴は↓になります
火力、ファンを調整しても、1分ごとの温度上昇は、10度に及ばず・・・。
予熱したとはいえ、1回目の焙煎だったので、釜の状態が万全じゃなかった(1回目はいつも温度が上がりにくいです)かも。
1ハゼの中間ぐらいで「第1クラック」ボタンを押したので、
一応、最終的には2ハゼの中間ぐらいで焙煎を終えられました。
注)この機械は1ハゼ後200秒後には、焙煎を強制終了してしまいます。
なので、1ハゼの始めで「第1クラック」ボタンを押してしまうと、2ハゼ前で終了してしまう事態もありえます。
この「第1クラック」ボタンを押すタイミングはけっこう重要だと、個人的に思っています。
出来上がりですが、焙煎直後に香りを少し感じました。
(でも、豆屋さんで買うコーヒーには足元にも及びません・・・)
3日後の試飲も、ブラジルらしい苦みと酸味のバランスがあり「まあまあ美味しいいフツーのコーヒー」って感じでした。
なので、これは少し甘めの評価ですが「勝ち」にしました。
グアテマラ カフェインレス1回目
焙煎7分までは、1分ごとの温度上昇は8度~15度で推移し、まぁ及第点と思っていました。
ですが、その後、火力100%、ファン0%と、温度上昇の手は尽くしてしまっているので、9分、10分と6度、5度の上昇にとどまりました。
1ハゼの「第1クラック」ボタンも中間ぐらいで押したつもりでも、最終的に2ハゼ前半ぐらいで焙煎終了となりました。
出来上がりも、香りは若干あるかなぁ、という程度。本来グアテマラは、芳香なベリー系の香りが特長らしいですが・・・、残念です。
また、味わいも本来は、「まろやかな苦みとバランスの良い酸味を感じる」らしいのですが、どちらもイマイチで、そう表現するほどではありませんでした。
でも、まぁ、不味くはなく普通に飲めたので、「引き分け」としました。
グアテマラ カフェインレス2回目
これが、問題の「負け」とした焙煎の履歴です・・・。
1分ごとの温度上昇も、7分ぐらいまで、まぁそこそこって感じだったのですが・・・。
3日後に試飲した時に、「えっ!?」と思うぐらい、「美味しくなかった」のです。いや、正直に言うと「不味い」です・・・。
麦茶とまではいかなくとも、コーヒーらしい味はほとんどしませんでした。
何が、どこが、悪かったのか。
ぼくなりの推論は出しましたが、もうちょっと待ってください(すいません、じらすわけではないのですが)。
グアテマラ カフェインレス3回目
この3回目。
試飲したら、香りはあまりなかった(とは言え、今回のグアテマラ3回の中では一番マシ)のですが、「普通に美味しかった」のです!
(なので当然結果も「勝ち」です)
ほのかに苦味と酸味も感じ、おそらくこのバランスを大きくすれば、本当のもっと美味しいグアテマラになるんだろうなぁ、という味わいでした。
でも、ここでちょっと疑問点。
あの不味かった2回目とこの3回目で、1分ごとの温度上昇の経過は、そんなに大きな差異はありません。
どちらも10分で約200度になってるし、何が違ったのだろう・・・。
思い当たることは・・・、
1個だけありました。
2回目の失敗焙煎の方は、1ハゼの「第1クラック」ボタンを押したあと、
2ハゼまでいかないままで終わりそうだったので、強制終了してしまうギリギリの199秒で「第2クラック」ボタンを押しました。
結局、2ハゼに入ったか入ってないかぐらいで終わってしまいました。
一方、3回目は逆に「第2クラック」ボタンを押した後に「焙煎が進み過ぎてしまうかも」と心配するぐらい、「パチパチ」とハゼていました。
しっかり2ハゼ後半まで煎っていたということでしょう。
ということは、「しっかり2ハゼ後半までいかないと味がぼやけてしまう」のではないでしょうか(というのが僕の推論です)。
結局のところ(まとめ)
「深煎りにしたい場合は2ハゼのどこで煎り止めるかがポイント」なのかもわかりません。
いや、きっとそうだと思います(当たり前すぎることかもわかりませんが。だとしたら今頃気づくなんて恥ずかしい・・・)
ブラジルは、そこまで意識しなくても、そこそこうまく焙煎できる豆のような気がします(そういえば、これまで他の焙煎機でやってても、大失敗をしたことがありません)。
なら、この焙煎機の場合、どの豆を焙煎するにしても、2ハゼの幅を持たせるため、1ハゼの「第1クラック」ボタンを、遅めに押すことが重要だということになります、はい、しっかりと肝に銘じておきます。
次回への課題
次は、2ハゼの煎り止めを意識して焙煎してみます。
1ハゼもそうですが、「何分」で判断するよりも、本当は豆の色・つやを見たいのですが、見れないので、「音」で判断するようにしてみます。
鈍い「パチッ」と、高い「パチパチ」を、耳を研ぎ澄まして。
もうしばらく、「サンドボックス スマート コーヒーロースター」との格闘は続きそうです。
今回も最後までご覧いただきありがとうございました。
今後も有益(?)情報を発信していきますので応援よろしくお願いいたします。